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キャットニップ [comic]

『キャットニップ 2』(小学館 2017)は文芸雑誌「きらら」に連載中のネコ・コミック・エッセイ(2014年7月号〜2016年12月号)。「グーグーだって猫である」(1996-2011)に続く大島弓子の実録ネコ・マンガだが、永遠の子猫だった須和野チビ猫とは異なり、現実世界は刻一刻と時が経つ。ネコもヒトも年を取る。しかもグーグーのようなペットショップのネコではなく、ノラや迷子や捨てネコ‥‥大島さんに保護されたネコたちである。第2集ではマーブル、なっちゃん、チビラテ、ボタン、ヒマラヤの5匹が逝ってしまう。それでも病気や怪我に一喜一憂する少女マンガ家はネコたちとの日々の暮らしをユーモラスに生き生きと描く。コミカルな絵が過酷な現実を和らげる。ネコたちに囲まれて幸せそうな大島さんの姿が目に浮かぶ。「あとがきマンガ」によると、大島家のネコたちは現在9匹(飼いネコ7+ノラ2)。ビー(20歳)とタマちゃん(18歳)が高齢なのに元気なのは読者としても嬉しいにゃん。

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キャットニップ 2

キャットニップ 2

  • 著者:大島 弓子
  • 出版社:小学館
  • 発売日:2017/02/20
  • メディア:単行本
  • 目次:レジャーシートとペットシーツ / 嫌われタマ / タマの血液検査 / 平穏な日々/ 2014 ボタンの毛玉取り/ ヒゲちゃんの毛玉取り/ ビーのおでき ふたたび / 秋バラとエリザベスカラー/ マーブルのお葬式 / テカテカトラ / 缶キリさがして三千里 / なっちゃんのおしっこ / 運の悪いトラ / はたまた破裂 / 侵入猫 / 黒白猫 / なっちゃんの最後 / じみ山 青春ふた...たび / ヒマラヤと三途の川 / サンプルフード / モーモーとヒマラヤ / チビラテが逝ってしまった / ウリちゃんのおしごと / 世界で一番幸せなボタンの最後 / パニックの夜 / トリモチ / ウリちゃん ダメージに次ぐダメージ / ヒマラヤのほほえみ / 危うし ビー / ビーの日常 / あとがきマンガ

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