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聖女の島 [books]

救いを求める手紙を読んだ修道女(マ・スール)が廃墟の島にある更生施設(軍艦島がモデル)を訪れる。桟橋で彼女の到着を待っていたのは差出人の園長(矢野藍子)だった。放火されて焼失したホームの救援に来たのだが、奇妙なことに3人死亡して28人になったはずの不良少女たちが31人いる?‥‥修道女(わたし)と藍子(私)の2人による一人称の叙述トリック、登場人物A=Bが同一人物という仕掛け、プロローグとエピローグが円環するウロボロス構造。『聖女の島』(講談社 1988)の文庫版(1994)解説で、皆川博子の作品を「鳥肌が立つほどに、凄まじい」(綾辻行人)、ノベルス復刻版(2007)では「トリッキ ーであり、技巧的であり、面白すぎて禍々しくて美しく、なおかつ知的で人間への洞察に溢れている」(恩田陸)と評している。「綾辻・有栖川復刊セレクション」の表紙は矢野藍子なのか、修道女なのか、朝妻梗子なのか、蓮見マリなのか?‥‥サイコ・ミステリにはミス・マッチな女性イラストである。

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聖女の島

聖女の島

  • 著者:皆川 博子
  • 出版社:講談社
  • 発売日: 1994/10/15
  • メディア:文庫(講談社文庫)
  • 目次:プロローグ / 修道女1 / 修道女2 / 藍子 / 破局 / エピローグ / 解説・綾辻行人


聖女の島(綾辻・有栖川復刊セレクション)

聖女の島(綾辻・有栖川復刊セレクション)

  • 著者:皆川 博子
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2007/10/05
  • メディア:新書(講談社ノベルス)
  • 目次:プロローグ / 修道女1 / 修道女2 / 藍子 / 破局 / エピローグ / 解説・恩田 陸

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