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死の泉 [books]

第二次大戦下のドイツ・バイエルン。ギュンター・フォン・フュルステンベルクの子を身籠もったマルガレーテ・シュトレッツ(わたし)はナチスの施設〈レーベンスボルン〉で男児ミヒャエルを産む。所長クラウス・ヴェッセルマンの求婚を不本意ながら受諾し、孤児のフランツとエーリヒを養子にする。無資格看護婦のブリギッテ・カーフェンがクラウスの子ゲルトを宿す。連合軍の空襲によって、マルガレーテたちはシュタインヘリングからオーバーザルツベルクへの移住を余儀なくされるが、1945年4月25日の絨毯爆撃で壊滅する‥‥ギュンター・フォン・フュルステンベルク著『死の泉』(Die Spiralige Burguruin 1968)は3部構成で、「生命の泉」はマルガレーテの1人称、戦後の「ミュンヘン」と「城」はギュンターやゲルトの三人称視点で描かれる。瀕死のフランツが岩塩鉱山の地底湖で明かす驚愕の真実!‥‥訳者・野上晶の「あとがきにかえて」がドンデン返しする『死の泉』(早川書房 1997)は皆川博子の長編小説である。

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死の泉

死の泉

  • 著者:皆川 博子
  • 出版社:早川書房
  • 発売日: 2001/04/15
  • メディア:文庫(ハヤカワ文庫JA)
  • 目次:死の泉(生命の泉 / ドキュメント / ミュンヘン / 城 / あとがきにかえて)/ あとがき / 解説・北村 薫 / 謝辞 / 主要参考文献

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