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ラティーナ最終号 [books]

「コロナ籠もり」の影響で、4月に購入した音楽アルバムは1枚だけだった。時が止まって置いてけぼりを喰わされたような錯覚に陥ってしまう。それならばネット通販を利用すれば良いではないかという声も聞こえて来るけれど、この意見には異論がある。ネットで注文した商品はロボットやドローンが運んで来るわけではない。通販の需要が増えれば、それだけ多くの人手を煩わせることになる。宅配業者に過度な労働負担をかけているだけでなく、ウイルスに感染する危険にも晒している。自分たちだけは安全な場所にいて(Stay Home) 、見ず知らずの他人を使役しているのではないか。自分の欲しいものは自ら買いに行く。自分の購入するものくらいは自分でリスクを負いたいと思うのからだ。コロナ禍と関係があるのかどうかは分からないが、「ラティーナ」が5月号で終刊してしまった。「ミュージック・マガジン」が休刊しても不思議じゃないと思いながら、5月号の「リオ・デ・ジャネイロのいまがわかる19枚」に参照して〈新リオ・ミュージック〉を書いた。

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ラティーナ 2020年5月号

ラティーナ 2020年5月号

  • 特集:月刊ラティーナ最終号
  • 出版社:ラティーナ
  • 発売日:2020/05/20
  • メディア:雑誌
  • 目次:「中南米音楽」 「月刊ラティーナ」 を振り返る / 「月刊ラティーナ」 本田健治氏と歩んだ26年間 / 私の思い出のラティーナ / 「ラティーナ」 のこれからについて / 田中勝則氏が問う『南米フォルクローレの原風景』/ ジャルダンの片隅で 五十路エイリアン在仏記 / ブラジルフィールドワーク / 島々百景 / CINEMA / ディスコ ・ ガイド 国内盤 / ...

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