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ヘレーネのゴッホ [art]

小春日和、久しぶりに美術展に行こうとすると、コロナ対策なのか予め日時を決めないと鑑賞出来ない「予約制」というシステムになっていた。秋晴れで体調も良い休日に散歩がてらに美術館めぐりという気楽さが奪われてしまった。当日券の情報もSNSなどで発信されているが、美術館の窓口に行かないと入場出来るかどうか分からない。無駄足になることを懼れて早目に外出したものの、「ゴッホ展」(東京都美術館)は3時間待ちだった。暖かい陽差しを浴びながら公園で、肌寒くなってからは館内ロビーで読書に勤しむ。予約時間10分前に一列に並んで入場する。ペラペラのレシートに記されたQRコードを翳すだけで、鑑賞券というものは存在しないらしい(チケット半券を蒐めるという愉しみも奪われた)。映像コーナーで浜辺美波(アンバサダー)が本展の概要を紹介していたが、会場内は絵に描いたような3密状態だった。この混雑では 「予約制・入場制限」 した意味がないのでは?‥‥ヘレーネが蒐集したゴッホの油彩画28点、素描・版画20点、ルノワールやルドンなどの絵画18点も展示、ファン・ゴッホ美術館から〈黄色い家〉(1888)を含む4点も特別出品されている。

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ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント

ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント

  • 会場:東京都美術館
  • 会期:2021/09/18~12/12
  • 開室時間:9:30~17:30(金曜日は9:30~20:00)
  • 休室日:月曜日、9/21(9/20、11/8、11/22、11/29は開室)
  • 概要:フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の芸術に魅了され、その世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869-1939)。ヘレーネは、画家がまだ評価の途上にあった1908年からおよそ20年で、鉄鉱業と海運業で財をなした夫アントンとともに90点を超える油彩画と約180点の素描・版画を収集しました。ファン・ゴッ...

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