スニンクスの3点(2021) [books]
1.『開かせていただき光栄です』(2011)、『アルモニカ・ディアボリカ』(2013)に続くエドワード・ターナー3部作の最終巻。新聞記者のロデリック・フェアマン(俺)がエド(囚人)にインタヴューする「調査」と先住民族モホークのアシュリー・アーデン(私)が語る「犯行」の2つのストーリを交互に章立てた緻密な構成。米独立戦争に巻き込まれた先住民族の虐殺がモチーフになっている。2. 独シュルレアリスム画家・人形作家ハンス・ベルメール(1902-1975)の評伝。球体関節人形、写真、ドローング、エッチングなどのカラ ー口絵や図版、参考文献も豊富で充実している。3. 英政治哲学者の 「ネコ科哲学」(Feline Philosophy 2020)。哲学者の学説や作家の愛猫を引いて、悩み大き人生をネコから学ぶ。朝日新聞書評委員19人の 「今年の3点」(読書面 2021・12・25)や 「私のベスト3」(本の雑誌 2022年1月)に倣って、2021年に刊行された本の中から3冊を選んでみました。
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- 著者:ジョン・グレイ(John Gray)/ 鈴木 晶(訳)
- 出版社:みすず書房
- 発売日:2021/11/04
- メディア:単行本
- 目次:猫と哲学 / 猫はどうして必死に幸福を追求しないのか / 猫の倫理 / 人間の愛 vs 猫の愛 / 時間、死、そして猫の魂 / 猫と人生の意味 / 謝辞 / 註 / 訳者あとがき
2022-01-01 00:01
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