ロンちゃんの受難 [cats]
暫く見ていないロンちゃんに会いに図書館裏へ行く。ちょうど遊歩道のベンチの上で、地域ネコの世話をしている夫婦に見守られて食事をしていた。健在だったことに安堵する間もなく、ネコ好き夫妻から意外な事件の顛末を聞かされた。2〜3日、姿を見かけなくて心配していたら、耳先カットされて戻って来たという。10年以上写真を撮っている高齢のロンちゃんが、これから妊娠するとは思えない。ネコ・ヴォランティアの人が捕獲して動物病院に連れて行ったらしい。危うく施術されるところだったが、既にロンちゃんは不妊手術済みだった。恐らく耳先カットが処置済みの目印になる以前に施されたのだろう。ブリーダーやペットショップの犬や猫にマイクロチップの装着が義務化されるようになったが、飼い猫は兎も角、ノラや地域ネコには遠く及ばない。過去の不妊手術はデータベース化されていないし、ヴォランティア間の情報も共有されていない。今も口コミで情報交換している。SNSで確認したら、ロンちゃんだった。ケージの中で瞳孔を大きく見瞠いて、脅えていたという。怖い思いをしたのではないかと、痛々しくカットされた耳先を見て思わざるを得ない。
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2022-10-15 00:05
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