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青い壺と炎の剣 [comic]

2016年、エドガーとバリーが英レスター郊外のアーサー邸に帰って来た。灰になったアランを「復活」出来るのは大老ポーだとバリーは言う。パリのファルカの許に現われたポーがベニスのサン・ミケーレ島にエドガーを連れて来いと言伝する。アランを甦生するにはパンドラと呼ばれる青い壺と大老の持っている炎の剣が必要だった。ポーの村の地下に囚われている兄フォンティーンを解放させたいバリーは兄を拘束している薔薇の根を焼き切る炎の剣が欲しい。剣と交換するためにアランの入っているトランクを奪って姿を消す。エドガーとファルカがベニスに着く。待っていた大老がベラの隠れ家に案内する。青い壺(血の神)を手に入れた一行は英ヨークにあるポーの仕事場へ向かうと、ギリシャのポーの島で血の神を祀 っていた司祭アルゴスが現われて不吉な予言をする。大老が炎の剣でアランを「復元」したけれど、アルゴスが血の神を取り戻しに来る‥‥『青のパンドラ 1』(小学館 2023)のオカルトっぽい展開の行き先は粉々に砕けた壺の中から浮游した青い霧のように見通せない。

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ポーの一族 青のパンドラ 1

ポーの一族 青のパンドラ 1

  • 著者:萩尾 望都
  • 出版社:小学館
  • 発売日:2023/02/09
  • メディア:コミック(FLOWER COMICS SPECIAL)
  • 目次:冷蔵庫で眠る / アランがぬすまれる / ベニスのベラの家 / 影の道 / 炎の剣 / ポーの一族番外編 火曜日はダイエット

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