図書館難民 [library]
新型コロナウイルス(COVID-19)の市中感染が拡がり、政府からの要請で「小中高校一斉休校」となった。その余波で都内の公立図書館も軒並み「休館」になってしまった(貸し出した本の返却や予約した本の受け取りは図書館の窓口で対応してくれる)。不特定多数の人たちが集まる、テーマパークや遊園地、競技場、劇場、映画館、美術館‥‥などの休園や休館、イヴェント中止は分からなくもないが、会話を交わすことなく静かに読書したり、勉強する図書館までも休館するのはどうかと思う。土日や休日の中央図書館は兎も角、近所の図書館は人気も疎らで空いているし、「濃厚接触」する場所には見えない。休校になって行き場のない小中高校生たちが図書館に押しかけることを危惧しての処置なのだろうか。小中高生が大人しく読書してくれれば良いのだが、子供たちの多くは本を読む習慣がない。図書館内でペチャペチャ喋ったり、奇声を上げて走り回られたら、来館者の感染リスクも上がるかもしれない。「図書館難民」となっている高齢者たちの行き場もなくなってしまった。
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- 著者:スチュアート・ケルズ(Stuart Kells) / 小松 佳代子(訳)
- 出版社:早川書房
- 発売日: 2019/03/20
- メディア:単行本
- 目次:本のない図書館 口誦伝承とソングライン / アレクサンドリア最後の日々 古代の書物とその保管 / 完璧を追求して コデックスの台頭 /「忌まわしい者たちの掃き溜め」ルネサンスの再発見 / 誰もが自由に 大量の書物があふれかえる印刷時代 /「蛮族さえしなかったこと」ヴァチカン図書館 / 図書館に秘められたものの歴史 図書館設計の妙技と秘宝 / 本の...
2020-03-14 00:09
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