「尾久図書館」が新オープンした(平成3年2月20日)。良くある耐震改装のリニューアルではなく、少し離れた公園に新しく建て替えられた。旧来の公立図書館は判で押したような赤茶色の煉瓦造りの外装で、密閉・密室感が色濃かった。吹き抜けや外光を採り入れた広く明るい空間を演出した新図書館は押し並べて開放的なイメージに満ちている。都電荒川線・宮ノ前から徒歩2分、宮前公園内に新設された尾久図書館の外壁は一部煉瓦造りだったが、テラスや吹き抜けのある2階建てで、「ゆいの森あらかわ」 を1/3に縮小したようなミニ図書館の趣き。生憎のコロナ禍で、館内各所に設置された約300席の座席は使用不可だったが、暗くて狭い旧尾久とは見違えるような新しい図書館に生まれ変わった。図書館前の遊具のある小さな公園で子供たちが遊んでいる。宏大な宮前公園内は茶色い土も露わな整地中だった。今後どのような施設が整備されるのだろうか?‥‥ヒトだけでなく、ネコたちも安心して棲めるような憩いの公園になると良いけれど。

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荒川区尾久図書館

  • 所在地:荒川区東尾久 8ー45ー4(宮前公園内)
  • 開館時間:火〜金(9:30~19:30)/ 土・日・祝日(9:30~17:00)
  • 休館日:月曜日(祝日にあたる場合は翌日以降の平日)/ 第2木曜日 / 年末年始 / 特別整理期間
  • メディア:図書館