- ♭ 庭猫と家猫(2021-06-19) 《実家の庭は、野良猫の通り道になっている。長いあいには、さまざまな猫がやって来た。なかでも今いるニ匹の白いネコは、とりわけ興味深い。2匹はいつも一緒に過ごし、空腹になると飛びあがって網戸に張りつき、家のなかを覗き込んでは食事の催促をする》‥‥安彦家の飼い猫親子も登場するけれど、写真集『庭猫』(パイ インターナショナル 2015)の主役はノラ猫のアフとサブ。家猫と庭猫の間には見えない境界が存在する。『庭猫スンスンと家猫くまの日日』(小学館 2021)はネコと暮らした17年間を回顧した写真集(巻末にエッセイを収録)。安彦家の庭に来るようになった雄猫は鼻炎で鼻を鳴らしていることからスンスンと名づけられる。友人たちと共同生活していた家に棲み着いた雌猫は熊笹の茂みから現われたので「くま」と呼ばれていた。友人が保護して、「くま」 と一緒に暮らすことになった子猫ピーヤ、タローとミニミニ兄妹(ミニミニは友人に引き取られる)。近所の家の庭で9カ月後に亡くなったスンスンは火葬されて実家の庭に埋められた。2階の寝室で息を引き取 った「くま」の遺骨もスンスン畑に埋葬されて「スンスン大根くま大根」に生まれ変わる。
- 著者:安彦 幸枝
- 出版社:パイインターナショナル
- 発売日:2015/09/11
- メディア:単行本
- 内容:庭の常駐猫、アフとサブ。ある日振り返ると、網戸に張り付いていた。「ご飯はまだか」。その日を境に、毎日欠かさず張り付くようになり…。家で飼う猫と庭に住み着いた猫、飼い主の日常。家族と猫たちの、ちょっと奇妙でせつない写真集
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