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シーン・キラー(蜃気楼) [books]

探偵社所長・小川令子と所員・加部谷恵美が事件に巻き込まれるXXシリーズ3作目『情景の殺人者』(講談社 2023)。『馬鹿と嘘の弓』(2020)の 「風来坊」(Fool Lie Bow)、『歌の終わりは海』(2021)の 「尊厳死」(Song End Sea)と同じく、英語のタイトル(Scene Killer)が「蜃気楼」の語呂合わせになっている。小川と加部谷は同業者の探偵・鷹知祐一朗からの人伝てで、俳優・草元朱美からパートナー福森宏昌の浮気調査を依頼される。草元と福森は演出家・栂原恵吾の『望郷の地』の出演者で、浮気相手は妻で女優の栂原沙保里と目される。2人の女性探偵が交代で福森を張り込む。雪の降る夜、舞台稽古をしているビルの駐車場で、依頼者・草元朱美の刺殺体が発見された。「雪上流血美女連続殺人」‥‥それは12年前に栂原恵吾の元妻が殺害された未解決事件の再現だった。表紙カヴァの折り返しには次巻以降の予定として、Gシリーズ最終巻『ωの悲劇』が記載されている。サイカワ ・ソウヘイやマガタ・シキが登場する『オメガ城の惨劇』(2022)は一体何だったのか?

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情景の殺人者 Scene Killer

情景の殺人者 Scene Killer

  • 著者:森 博嗣
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2023/10/09
  • メディア:新書(講談社ノベルス)
  • 目次:プロローグ / 慣れない開幕 / 響かない幕間 / 続かない暗転 / 訪れない閉幕 / エピローグ

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