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Ω(オメガ)の惨劇 [books]

『χの悲劇』(2016)と『ψの悲劇』(2018)に続くGシリーズの最終巻もエラリー・クイーンの三部作『Zの悲劇』へのオマージュだと思っていたが、『オメガ城の惨劇』(講談社 2022)は「シリーズ外の小説」だった。英語サブタイトルに「SAIKAWA Sohei’s Last Case」とあるように、サイカワ・ソウヘイやマガタ・シキなども登場するのに番外編とは ?‥‥「そして誰もいなくなった」 や 「黒後家蜘蛛の会」 へのオマージュなのだろうか。孤島に聳え立つオメガ城に招待された国籍も職業も異なる7人。ジェリィ・グリーン(物理学者) 、アラン・レーヌ(数学者)、ジャネット・シモン(心理学者)、ルカス・ゾンネフェルト(医者)、ウヅキ・フミオミ(画家)、ミヤチ・ノエミ(記者)、サイカワ・ソウヘイ(研究者)。ドクタ・マガタが晩餐会に突然現われて「これから起こることに、ご注意される方がよろしいと思います」と忠告する。そして招待客たちが一夜にして4人も客室で殺害されてしまう。マガタ研究所のあった孤島で起きた「惨劇」をミヤチ・ノエミ(私)の一人称視点で描く。S&MとVシリーズを読んでいないとオチない。「黒猫の三角」 の逆ヴァージョン?

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オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case

オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case

  • 著者:森 博嗣
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2022/10/14
  • メディア:単行本
  • 目次:プロローグ / 7人の招待客 / 四人の生存者 / 二人の拘束者 / 一人の告発者 / エピローグ
オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case

オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case

  • 著者:森 博嗣
  • 出版社:講談社
  • 発売日: 2022/10/14
  • メディア:新書(講談社ノベルス)
  • 目次:プロローグ / 7人の招待客 / 四人の生存者 / 二人の拘束者 / 一人の告発者 / エピローグ

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