秘密の花園 2 [comic]
『ポーの一族 秘密の花園 2』(小学館 2021)は「ランプトンは語る」に繋がるエピソードの完結篇。アーサー・クエントン卿の館に身を寄せた2人。1889年、アランは温室の東屋で眠り続け、エドガーは絵(ランプトン)のモデルとなる。画家アーサーの執事マルコ、初恋の女性パトリシアと兄パトリック、元婚約者ダイアナと弟ダニー、その妻ディジー、パトリシアの夫オリバー、子供たちポールとポーラ兄妹、画家クラウデヒア ・ルフラン、看護助手ケイトリン、シルバー、クロエ、早世したドミニクの母ドロシー、父グローブの娘セシリア、ジョン・オービンなど‥‥登場人物が入り乱れるが、主要テーマはアーサーとパトリシアの悲恋で、結核で死去した後にバンパネラとなって甦生するアーサーの物語が描かれる。巻末にマルコ視点の後日譚 「満月の夜」(4頁)を併録。読者の気懸かりはアーサーではなく、灰と化してしまったアランの再生‥‥「ユニコーン」 の続篇を待ち望んでいるはず。萩尾望都が年頭のインタヴューで宣言したアランの復活は2022年になりそうです。
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- 著者:萩尾 望都
- 出版社:小学館
- 発売日: 2021/11/19
- メディア:コミック(フラワーコミックススペシャル)
- 内容:秘密の花園の章、完結。新たな旅の始まり。エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに‥‥? アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ
2021-12-11 00:10
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