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美術館のネコ女 [comic]

『ミュージアムの女』(KADOKAWA 2017)は岐阜県美術館に勤務する女性監視係(宇佐江みつこ)の描く4コマ・マンガ。朝日新聞夕刊(毎月最終火曜日)の連載は2023年4月に終わってしまったが、幸い書籍化されていた。美術館の公式ツイッターアカウントとフェイスブック(SNS)で発表した4コマ・マンガ全100篇に、コラム「ティータイムトーク」4本を挿み、「岐阜県美術館おさんぽガイド」 を巻末に併録している。表紙カヴァを飾る絵画はオディロン・ルドンの 「目をとじて」(同美術館所蔵)である。「ミュージアムの女」 の最大のチャームポイントは監視係だけでなく、学芸員、副館長、来館者など全員が「ネコ顔」というか、直立二足歩行のネコ人間(猫面を被っている?)として描かれているところ。「登場する主人公は作者自身のありのままではなく、共に働いている監視係を総合して形成した架空の猫主人公」 とのことだが、なぜ皆んなネコなのかは謎である。エルミタージュ美術館に雇われているという「4本足の警備員」たちと関係があるのかしら?

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ミュージアムの女

ミュージアムの女

  • 著者:宇佐江 みつこ
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日:2017/09/27
  • メディア:単行本
  • 目次:ねむくなんない?/ ティータイムトーク 1 / ジレンマとのたたかい / ティータイムトーク 2 / 展示室の住み心地 / ティータイムトーク 3 / ある日のできごと / ティータイムトーク 4 / 美術館へようこそ / あとがき / 近況にかえて

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